【FF14】初心者向けジョブについて

うも僕です。

FF14に限らずネトゲでは、古参者や先行者が初心者や復帰者を導く姿はよく見かけると思う。
しかし自分もかつては初心者であったことを忘れ、ついつい先行者感覚で語ってしまうことがある。
初心者からするとさながら呪文のように聞こえるだろうね。

最近所属しているFCに多くの初心者が加入してきたので、どう接するか、質問にどう返すかなど、他のFF14ユーザー様による初心者講座動画などをyoutubeで見たりして参考にしているこの頃。

以前も似たような記事を書いたが、今回はこれから始める、または始めたばかりの初心者が、一番気になるであろう戦闘ジョブに関して少し掘り下げたい。
似たような記事「これからFF14を始める方へ

 

何が一番強いジョブなの?

はいこれねー。わかるわかるー。
どうせやるなら強いジョブをやりたい!死にジョブなんて使いたくない!
火力職をやりたい!あわよくば俺TUEEEEEしたい!
わかるわー。

わかるけど残念。
FF14はジョブ間のバランスが非常によく取れているため死にジョブがない上に、それぞれに役割が存在するので一概にどれが強いと言えない

また1キャラで戦闘だけじゃなく生産に至るまで全てのジョブをカンスト出来てしまうので、おそらく誰に聞いても最終的には「好きなのをやればいいんじゃない?」と言われてしまうだろう。
でもそれ言っちゃうとこの記事が終わってしまうので…

最初からこれと決めて掛からずに、色々手を出してみて、使いやすい、こういう戦闘がしたい、この武器かっこいいなどで決めるのがいい。

ロールでジョブを選ぶ

FF14の戦闘において切り離せないロール制、またこのロールがどのジョブを使うという1つの指針になる。

タンク
敵のヘイト(敵視)を集めダメージを一手に引き受ける盾役。

ヒーラー
ダメージを受けた味方を回復したり蘇生したり、ダメージ軽減するバリアを付与したりする回復&バッファー役。

DPS
いわゆるアタッカーのこと。
高火力で敵にダメージを与え、素早く殲滅する攻撃役。

これらを踏まえ、自分がどんな役回りになりたいかで、使うジョブを絞り込めるだろう。

個人的なおすすめジョブ

ここからは長くなると思うので先に強いて挙げる僕が考えた初心者向きのジョブを紹介する。

ずばり竜騎士吟遊詩人の2つ。
まぁFF14公式的にもこの2つがおすすめされているので、わざわざ僕がおすすめすることもない…
これは後述する説明が理由なのだが、この意見が全てでないのであくまで参考程度に思ってくれればいい。

タンク考察

ナイト
扱いやすさ:
★★★☆☆
武器は片手剣と盾を持つのが特徴。
盾があるので常にブロック率が発生し一番硬そうに見えるが、他のタンクより防御ハブが少ないので実はそうでもない。
むしろタンクの中では火力寄りのため、8人以上のコンテンツでは主にST(サブタンク)を担当することが多い。
タンクで唯一味方を回復させられる魔法・クレメンシーを使える。

戦士
扱いやすさ:★★★★★
武器は両手斧が特徴。
その見た目とは裏腹に、昔はタンクの中で一番HPが高く瞬間的な防御力も一番高かったが、5.0パッチ後の変更で少し柔らかくなった。
タンクの中では瞬間火力が一番高いので、ナイト同様STを担当することが多い。
全体的に攻撃スキルが少なくタンクの中では操作が一番簡単で、初心者向きのジョブだ。

暗黒騎士
扱いやすさ:★★★★☆

武器は両手剣が特徴。
ブラックナイトというMPが続く限り、短いリキャストで断続的に発動できる超優秀な防御バフがあるため非常に硬く、8人以上のコンテンツではMT(メインタンク)を担当することが多い。
強い攻撃スキルが多いものの火力に関してはやや見劣りするが、分かりやすく扱いやすいため初心者向きと言える。

ガンブレイカー
扱いやすさ:★★☆☆☆
武器は銃剣が特徴。

防御バフ、攻撃スキル、DOTスキルなど、手数が豊富で攻守のバランスが非常に取れている。
防御バフの多さから8人以上のコンテンツではMTを担当することが多い。
しかしスキルが多いので使いこなすにはある程度、タンクとしての熟練を求められるため、慣れた頃に使うジョブだろう。

比較
硬さ: 暗黒 > カンブレ >戦士 >= ナイト
火力: 戦士 > ナイト > ガンブレ > 暗黒
サポート: ナイト > 戦士 = 暗黒 > ガンブレ

ヒーラー考察

白魔道師
扱いやすさ:
★★★☆☆
武器は長杖、または短杖+盾が特徴。
個別回復、範囲回復、リジェネのようなHOTなど回復の手数が多く、ヒールワークでサポートする、非常にスタンダードな回復職。
回復魔法の手数の多さから総じて回復量が多いため8人以上のコンテンツでは1人いると安定する。
しかし回復手数の多さがそのままデメリットになり、全ての回復魔法を要所要所で使いこなすには慣れが必要。

学者
扱いやすさ:
★★★★☆
武器はコーデックスと呼ばれる本が特徴。
個別、範囲、設置型などダメージを軽減する様々なバリアを貼ったり、一定のダメージが蓄積されたら自動回復する予約回復などでサポートするバッファ色の強い回復職。
最大の特徴はフェアリーを召喚。フェアリーから得られる回復で、学者とフェアリーによる2つのヒールワークが存在する。
フェアリーの回復量がなかなか頼りになるので、初心者がヒーラーに慣れるまでの練習に学者を使うのもあり。

占星術師
扱いやすさ:
★★☆☆☆
武器は天球儀が特徴。
白魔道師モード・ダイアーナルセクト、学者モード・ノクターナルセクトを状況やPTメンバーに合わせ使い分けできる。
またカード占いを駆使することで、味方を個別、範囲で火力の底上げするなど独自のバッファリングを持つ。
反面、占星術師を使うには白魔道師と学者両方の特性を知っている必要があるため、ある程度慣れた頃に使うジョブだ。

比較
回復総量: 白魔 > 占星 > 学者
バッファ: 占星 >= 学者 > 白魔
火力: 学者 >= 白魔 > 占星

DPSの考察

DPSのロールはさらに3種類に分類される。
敵に近づき攻撃をする近接、遠近様々な角度から攻撃可能なレンジ、主に遠距離から魔法で攻撃するキャスターだ。
※尚、特殊なジョブである青魔導師は含まない。

近接DPS

モンク
扱いやすさ:
★★☆☆☆
武器は爪、ナックルが特徴。
短いリキャストとスキルの手数でダメージを稼ぐ火力職。
攻撃のたびに蓄積されていく疾風迅雷というパッシブバフによって、徐々に攻撃力とスピードが高くなる。
側面攻撃、背面攻撃などの位置指定により更に高いダメージを出せるが、早い攻撃速度と相まって、非常に忙しい操作感だ。
また疾風迅雷のスタックがMAXになってから本領発揮であるため、スロースターター。

竜騎士
扱いやすさ:
★★★★☆
武器は槍が特徴。動きは西洋のランスではなく東洋の短槍。
リキャストがやや長く重い一撃でダメージを稼ぐ火力職。
はじめのうちは非常にスタンダードな近接アタッカーでとっつきやすいが、高レベルになるにつれ、複数種類のジャンプや竜血などのバフとそれに紐づくスキルを駆使するトリッキーな動きになってくる。

忍者
扱いやすさ:
★★★☆☆
武器は双剣が特徴。
モンク同様、短いリキャストとスキルの手数でダメージを稼ぐ火力職。
忍術とWSを駆使し開幕から高い火力を出せるので、戦闘が中断されても立て直しが楽な反面モンクや竜騎士に比べるとダメージの伸びが少ない。
通常のスキルルーチンとは別に忍術のルーチンがあるため、操作がやや複雑。


扱いやすさ:
★★★★★
武器は太刀が特徴。スキルによっては脇差との二刀流モーション。
リキャストは短くもなく長くもなく忍者と竜騎士の中間で、一撃の威力も中間といった感じの火力職。
開幕から高い火力を出せる上に、他の近接DPSより癖がなく非常に扱いやすいため、戦闘が中断されても立て直しが楽。
進退に優れたスキルを持っているので、ギミックによる事故死が少ない。

比較
総合火力: モンク >= 竜騎士 > 忍者 >= 侍
瞬間火力: 侍 >= 忍者 > 竜騎士 > モンク

レンジDPS

吟遊詩人
扱いやすさ:
★★★★☆
武器は弓が特徴。
Procと呼ばれる確率で発生するスキル仕様を多く持っているため、他のジョブに比べると火力があまり安定しない。
歌によるクリティカル率アップ、DTアップ、範囲バリア、状態異常回復など多くのバフを使えるため、バッファの側面を持っている。
常に何かしらの歌を使用している状態で戦闘しないと火力が望めないため、通常のスキルルーチンとは別に歌のルーチンがあり、操作感はやや複雑。

機工士
扱いやすさ:
★★★☆☆
武器はやや大きめの拳銃が特徴。
ワイルドファイアとデトネーターという爆弾と、タレットとオートマンという機械召喚を中心に火力を集中させる火力職。
バフは他のレンジに比べると範囲バリアのみであり、スキルのほとんどは攻撃に偏っていることからバッファ性能は低い。
また非常にトリッキーな仕様であるため操作に慣れるまで時間が掛かるが、レンジの中で一番面白いジョブだと思う。

踊り子
扱いやすさ:
★★★★★
武器は偃月輪と呼ばれる二刀流のチャクラムが特徴。
詩人同様Procが存在するが、コンボの分岐スキルであるため火力は安定。
単体、または範囲の攻撃力アップ、範囲バリア、範囲回復を持っており、詩人とはジャンルの異なるバッファーの側面を持っている。
踊りによるダメージが非常に強力だが敵に接近しないといけないため、レンジでありながら近接同様の動きをする機会が多い。
しかしレンジの中では非常に扱いやすく初心者向きだ。

比較
総合火力: 機工 > 詩人 > 踊り子
瞬間火力: 機工 > 踊り子 >= 詩人
サポート: 踊り子 = 詩人 > 機工

キャスターDPS

黒魔道師
扱いやすさ:
★★★★☆
武器は長杖、または短杖+盾が特徴。
高火力・低燃費のアストラルファイアと、低火力・MP回復のアンブラルブリザード、2つのモードを交互に行う吉P御用達の魔法職。
DOT、Procなども一通りそろっており、緩急のメリハリが分かりやすい操作感ではじめのうちは非常にとっつきやすい。
しかし高レベルになると、エノキアン、黒魔紋、三連魔などを駆使して火力を高めるトリッキーな動きになっていく。
また魔法詠唱が割と長く攻撃を欲張ると事故死する可能性が高いため、慣れた人向けのジョブだ。

赤魔道師
扱いやすさ:
★★★★★
武器は細剣が特徴。
黒魔法と白魔法をバランスよく使い、バランスゲージが溜まったら細剣を使った接近戦闘で高火力を出す変則的な魔法職。
攻撃スキルや攻撃魔法の他、ヴァルケアルやヴァルレイズといった回復や蘇生の魔法も使えるためサポートが充実している。
赤魔特性で連続魔と呼ばれる魔法を連続で使うことが出来る仕様を持つため魔法1つ1つの威力は弱めだが、攻撃魔法→ヴァルレイズといった使い方をすることで蘇生魔法特有の長い詠唱を無視して使用することが出来る。

召喚師
扱いやすさ:
★★★☆☆
武器はグリモアと呼ばれる本が特徴。
エギと呼ばれる簡易召喚獣を連れて歩くペットジョブ。
複数のDOT、範囲高火力のデスフレア、トランス・バハムートやトランス・フェニックスによる召喚獣の攻撃を中心に火力を集中させる魔法職。
ベインによるDOTの拡散や召喚師、召喚獣の範囲魔法が充実しており、敵が単体でも複数でも問題ない火力を見せる。
また攻撃魔法の他、リザレクといった蘇生魔法も使えるため緊急時のサポートが可能。
しかしデスフレアやトレンスが使えるようになるまで時間が掛かるので、ややスロースターター。

比較
総合火力
: 召喚 > 黒魔 > 赤魔
瞬間火力: 黒魔 > 赤魔 > 召喚
サポート: 赤魔 > 召喚 > 黒魔

竜騎士と詩人を推す理由

さて、冒頭で記述した個人的なおすすめジョブだが、竜騎士と詩人は決して操作感の良いジョブではない
特に高レベルになるにつれ、スキルが複雑になってくる。

ただ槍術士(竜騎士)弓術士(詩人)は、レベル1のゲームスタート時点で選択できるクラスであり、近距離と遠距離の動きを覚えるのには非常にスタンダードな仕様で丁度いいのだ。

DPSの扱いやすさだけで言えば、踊り子赤魔辺りをおすすめしたいのだが、侍と赤魔は紅蓮のリベレーターから実装されたジョブ、踊り子は漆黒のヴィランズから実装されたジョブであり、レベル帯が60~70だ。
ここまでくるともやは初心者ではない。

タンクやヒーラーに関しては攻略の責任が非常に重いため、正直初心者向きなロールではなく、DPSで少し慣れてから手を出すのが無難だと思う。

とりあえず全部使ってみるのが一番

当たり前だけど人によって得手不得手がある。
どれだけ強い装備を身に着けてキャラスペックを上げても、ジョブの戦闘スタイルが自分に合わない…なんてことはよくあること。
接近して戦う方が上手い人もいるし、詠唱がある魔法が得意な人もいる。

コンテンツでは詩人なのに竜騎士より火力が出ている人なんてざらにいるし、計算上の火力がどれだけ高いモンクや召喚でも、上手く扱えなければ意味がないということだね。

自分の性分に合ったジョブが、高火力ジョブになると思うよ。

- シェア -