どうも僕です。
皆さんはゴールデンカムイという漫画をご存知だろうか。
週刊ヤングジャンプにて2014年から連載している野田サトル氏の漫画で、最近ではTVアニメ化もされた。
ざっくりゴールデンカムイとは
明治後期、日露戦争後の北海道~樺太・ロシアを舞台にかつてアイヌが隠したとされる黄金を巡って様々な勢力が互いの利害から時には協力したり、敵対したりしながら争奪戦を繰り広げる話となっている。
変態ばかり
ゴールデンカムイの魅力として最初の挙げたいのは、ほとんどの登場人物が変態でサイコパスな奴ばかりということだ。
個性豊かなキャラが多く登場しても、主人公やヒロインは比較的まともという漫画は多々あるのだが、この作品は主人公やヒロインすら結構変人。
それ故にあまりシリアスな展開が続かず、感動的な場面やバトルシーンですらちょこちょこ斜め上なギャクを挟んでくる。
もしかして料理漫画
バトル一辺倒ではなく、料理漫画と思わせるような展開が多く、ジャンルとしてはサバイバルバトルなはずだが、むしろ全体的に見るとバトルが少ないかも知れない。
明治後期でアイヌの文化がまだまだ根強く残る北海道が舞台であり、ヒロインがアイヌであることや、黄金を求めて放浪する旅をしていることから、食材の調達は狩りや採集が基本であり、劇中では狩りの仕方から、料理の作り方、食レポを詳細に描いている。
キャラの掘り下げが面白い
ほとんどの登場人物が人間性を欠いているにも関わらずどこか憎めないキャラが多く、基本的に絶対悪が存在しない。
特に主要キャラの過去回などで語られる話は割とディープなものが多く、一層キャラを引き立てる展開になっている。
ゴールデンカムイの系統は、史実などを絡めた銀魂や食戟のソーマと考えるとややイメージしやすいと思う。
かなり癖があり、登場人物もほとんどムキムキマッチョな男かお爺ちゃんばかりで萌え要素があまりなく、人を選ぶ作品かも知れないが、非常に面白いので興味がある方は一度見てみては如何だろう。