FF14 ソフィアのBGMって何て言ってんだ

うも僕です。

FF14蒼天のイシュガルド、パッチ3.0系で実装された女神ソフィア戦のBGM「equilibrium」は何て言っているのだろうか。
昔気になって調べたことがある。

サビは2:15~

英語日本語ソフィアの世界設定
The sigh of the shifting sea
The kiss of the salt-sweet breeze
The white of her silken dress stained in red

A memory fading fast,
Her mother sits, eyes downcast
A torn uniform in hand, farewells unsaid

That once a certainty, lost in grief
A daughter’s desperate cries, unheard pleas
Forsaken, beaten, tried, on her knees
A prayer passes from her lips
Into her soul the Goddess whispers:

“A heartbeat without harmony
Is moonlight without dark
The heart beat seeketh equilibrium
With balance will your worry part,

“So still this broken melody
And therewith shoulder thee
One last step only leaving
An empty hearth dawn by the sea
An empty hearth dawn by the sea”

移ろいゆく海の吐息
潮風の口づけ
白き絹の衣が深紅に染まる

瞬く間に消えゆく思い出
座り込む母 目は伏せて
手にするは破れた軍装 別れすら言わぬまま

確かなことが 悲嘆の内に失われ
娘の泣き声 聞き遂げられぬ想い
忘れられ 殴られ 試され 跪く
唇からこぼれた祈りが届く
そして 女神は彼女の魂に囁きかける

「調和なき鼓動は
暗闇なき月光なり
心が求めるは均衡
平衡を保てば悩みは晴れよう」

「さあ 乱れた旋律を静めよ
さすれば残るは ひとつの重荷のみ
最期の一歩を踏み出せば
残るは 空っぽの海辺の家だけ
空っぽの海辺の家だけ」

昔々、南方大陸メラシディアの海沿いに、仲の良い三人一家が暮らしておりました。
しかし、突如として侵攻してきたアラグの軍勢との戦いで、
軍人だった父親が戦死してしまいます。

母親に残されたのは、破れた夫の軍服だけ。
さよならも言えぬままに……。

ここから母親が豹変します。

悲しみのあまり、心の均衡を失った母親は、
愛していたはずの娘に暴力を振るうようになります。

ただ、それを受け入れるしかない娘がこぼした祈りの声が、
女神ソフィアに届いたとき、女神は娘の魂に囁きかけました。

調和を失った生は、暗闇を欠いた月光のようなもの。
心は常に均衡を求めるもの。平衡を保てば貴方の悩みも晴れるでしょう。
さあ、変わり果てて奇声を上げる母親を「静かに」させなさい。
そうすれば残る悩みの種はひとつだけです。
海に向かう崖から、最期の一歩を踏み出すのです。
そうすれば、空っぽになり、静かで完全なバランスを保った家だけが残るでしょう。

世界設定を要約すると以下の通り。

父がいなくなったから、家族の「均衡」を保つために母を消しましょう。父と母がいなくなったら、家族の「均衡」を保つために自分を消しましょう。誰もいなくなった空っぽの家が完全な「調和」の取れた姿なのです。

エオルゼアの世界設定でソフィアは「桃太郎」とか「一寸法師」に似た、おとぎ話として語り継がれ、調和や均衡を司る神として人々から崇拝されているそうだ。
しかしソフィアが考える、究極の「均衡」が、もし本当に「誰もいない状態」なのだとしたら、それは人間にとって脅威になるのかも知れない。

こういったゲームのフレーバーを見ていくのはなかなか面白いよね。

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