うちの金魚が死にかけたときの話やけどな

ちには3匹の金魚がいる。和金、コメット、琉金だ。
もちろん、和金&コメットと琉金は別々の水槽で飼育している。

和金&コメット
和金&コメット
琉金
琉金

金魚というのは一部アクアリウム関係のサイトで丈夫な魚だと謳われているが、実際はなかなか難易度の高い魚だと思う。

確かに10年近く生きる金魚は先天的に生命力が強い生体なのだろう。
しかし養殖時代の薬漬けや、生き餌用の雑な扱い、はたまた屋台の金魚すくいなど、金魚を取り巻く過酷な環境が徐々に生命力を奪い、飼育難易度を跳ね上げているというお話をすると長くなるのでそれはまた今度。

ペットショップ等で購入するとき、金魚の状態をよく観察し、活きの良い丈夫な生体を選ぶことが大事なのだが、よく分からんうちは、よく分からんまま選んで、だいたい家に持ち帰った頃には満身創痍。
もうゴールしていいよね状態、よくある話だ。

こからようやく本題に入るのだが、僕の飼育する金魚も、よく分からんうちに、よく分からんまま選んで飼育した結果、3匹とも死にかけた過去がある。
もちろん今はすっかり回復して元気すぎるぐらい元気なんだけどな。

死にかけた症状としては下記

  • 和金は、白点病+転覆病
  • コメット、琉金は、尾腐れ病+転覆病

ちなみに病気を簡単に説明すると下記

  • 白点病はウオノカイセンチュウという繊毛虫の一種の寄生虫が引き起こす病気
  • 尾腐れ病はカラムナリス菌という嫌気性細菌が起こす病気
  • 転覆病は消化不良等による浮袋の異常が引き起こす病気

もちろん何が原因で掛かる病気なのかを知るのは非常に大事なことだが、それらが現在進行の場合どうやって治すのかを知りたいと思う。

その治療法は、なんのこたぁない塩水浴だ。

塩水浴とは簡単に言うと、生体の体内の塩分濃度と水の塩分濃度を近づけることによって、濃度調整をするための体力を使わず自然治癒に回し、加えて塩分による殺菌・殺虫をしようという治療法だ。
中には塩水浴に向かない生体や、殺菌されない菌がいるというお話をすると長くなるのでまた今度。

この期間は当然、病気の魚を隔離するのだが、魚にとっては色々な意味で環境が変わるため、中には落ち着かず暴れたり、飛び跳ねる個体もいるのでちゃんと蓋をすること。

また治療中は消化に使う体力の温存などから基本的に餌を控えるのだが、それでも魚は大量の糞をする。
塩水浴の環境では水草や細菌のほとんどが死滅してしまうため硝化が出来ず、放置するとアンモニア中毒という別の病気に掛かりやすくなる。
そのため1~2日に1回は1/3程度の水替えをするといいだろう。

なんやかんや7日ほどの塩水浴で回復した。
塩水浴いいね。

ただ塩水浴や投薬は万能じゃないし、病気にならないような環境づくりが一番大事なんだけどね。

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